喉頭がんの特徴

喉頭がんは、罹患率でみると人口10万人あたり約3人で、日本では最も罹患頻度の低い「がん」です。

喉頭がんの発生を年齢別にみると、60歳以上に発病のピークがあります。 また、喉頭がんは、10:1の割合で圧倒的に女性より男性に多く、喫煙率は90%以上です。 アルコールを多く摂ることも喉頭がんの発生に関係します。

喉頭がんの発生箇所は、喉頭とはいわゆる「のどぼとけ」のことで、そこにできる「がん」のことをいいます。 喉頭のなかには声帯があり、この声帯のある部分を声門といいます。 それより上を声門上、下を声門下と呼んで、同じ喉頭がんでも3つの部位にそれぞれ分けて考えられます。

喉頭がんの、部位別にみた発生の割合は、声門が60〜65%と最も多く、声門上が30〜35%、声門下は1〜2%に留まっています。 同じ喉頭がんでも、このうちどの部位に発生するかによって初期の症状や進行の度合い、さらには治療法まで異なってきます。

喉頭がんが転移する場合は頸部のリンパ節がほとんどで、遠い臓器への転移は末期以外にはほとんどありません。 喉頭がん末期の転移はほとんど肺へのものとなります。

喉頭がんは、がんのなかでも生存率が高いといわれるがんですが、喉頭全摘となることが多く、発声機能を保存できる確率は必ずしも高くありません。

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