甲状腺がんの種類と特徴

甲状腺がんとは、体の新陳代謝を促すホルモンをつくる臓器で、のどぼとけの下にある「甲状腺」にできる「がん」、悪性のしこりのことです。

甲状腺がんに罹りやすい年齢層は、20〜50歳と若年者から高齢者まで広い年齢層に分布し、子供がかかることも珍しくありません。 甲状腺がんに罹る頻度は、全部のがん症例の1%程度ですが、性別は男性よりも女性に多く、比率にして1:5と圧倒的に女性に多いのが特徴です。 また、アジア人は甲状腺がんに罹るリスクが高いというデータがでています。

まず、甲状腺がんの種類ですが、大きくわけると「乳頭がん」「濾胞がん」「髄様がん」「未分化がん」の4種類にわけられます。

甲状腺がんのうち、乳頭がん、濾胞がん、髄様がんの3種類は、総称して「分化がん」と呼び、50代、40代、30代の順に多く発症します。 分化がんは、一般に進行が遅く治癒率も高く、比較的おとなしいのが特徴です。 しかし、放置すると「がん」が甲状腺の外側へ発育してしまい、転移の可能性が高くなるので注意が必要です。

未分化がんは、甲状腺がんのうち2〜5%程度とまれにみられるがんです。 非常に悪性度が高いのがこの甲状腺がんの特徴で、60歳以上に多く、初期から全身倦怠感や体重減少などの症状が現われます。 また、急速に全身に転移するためやっかいで、気づいたときには転移している場合が多く、他の甲状腺がんに比べて生存率が低いのが特徴です。

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