
皮膚がん、種類と特徴
皮膚がんの種類は、大別すると「表皮がん」と「悪性黒色腫(メラノーマ)」の2種類です。 表皮がんは、皮膚のどの部分が悪性化するかによって決まります。
表皮がんは、さらに「基底細胞がん」と、「有棘(ゆうきょく)細胞がん」に分けられ、基底細胞がんは、皮膚がんの中でもっとも多い割合を占めています。 表皮がんの種類である皮膚がんの「基底細胞がん」と「有棘細胞がん」に共通するのは、高齢者に多く進行が比較的ゆっくりで転移もしにくいことです。
肌の色に関係するメラニン色素を作る細胞を「メラノサイト」といいますが、このメラノサイトやほくろの細胞が悪性化する皮膚がんを悪性黒色腫と呼びます。 皮膚がんとしてはまれであるもののもっとも恐ろしく、進行が早く転移しやすいのが特徴です。早期で発見できれば助かりますが、遅れたときには転移している可能性が大きい皮膚がんです。 どの年代にも当てはまりますが、その中でも35歳以下の女性にもっとも多い皮膚がんとなっています。
悪性黒色腫という皮膚がんは、切除せずに放置するとリンパ管と血管を通じて転移することが多く、さらには脳や肝臓、骨などの重要な組織にも転移が広がっていき致死的なものとなる可能性もあります。 転移した悪性黒色腫には化学療法を行いますが、この皮膚がんに対する治療の効果はあまりみられません。ただ、皮膚がんの進行の度合いや患者の免疫機能によっても差があるので、余命にはだいぶ個人差があるようです。
皮膚がんは、皮膚にできるので早期に発見しやすいがんですが、ほくろやシミと間違えやすいので注意が必要となります。 悪性黒色腫は「ほくろのがん」としても広く知られ、新しくほくろが現れたり、すでにあるほくろが急に大きくなる・色が濃くなる・ほくろの形がいびつで色にムラがある・ほくろから出血がある・かゆみがある・痛むといった変化が現れたときは、皮膚がんを疑ってみる必要があります。


